雨が上がると思っていたのにずっと雨降りの1日でした。でもそれは私だけではなくてみんなもそう思っていたようで、街に繰り出してくる人がいて良かったです。「こんなはずじゃなかったのにな。でもまぁいいっか。パンでも買って帰ろうかな?」って感じです。
今日は慣れ親しんだ体育の日なのに、普通の雨の土曜日。本来なら晴れの確率が一番高い日なのにね。普通の日になったから体育の日の神様はどっかに行ったのかなぁ。かつてはみーんな一斉に運動会をしていた時代もあったってわけです。 あの頃の運動会の日の朝はいつも寒かった。半ズボンと半袖の手足が寒くて、水筒の暖かいほうじ茶が美味しかったな。水筒を斜めがけにして黄色いカーディガンを着て、運動場に出した自分の椅子にカーディガンを掛けておくと、自分の場所ができたようで緊張がほぐれました。どうしてあんなに緊張していたのかなぁ。その気持ちを思い出すだけで、運動会の空気も感じられて、あの青空さえも見えてくるのは不思議です。どの場面もぜーんぶ細胞の中に入っているってことですね。
先週の日曜日だったかな?思ったより早くパンが売り切れて、パンのあまり生地で久しぶりにベニエを作ったら懐かしくて美味しくて、エイ!っとinstagramに投稿したら次々注文やら取り置きが入って、ここのところベニエを作っています。今日もベニエを作っていて、綿棒などの道具は使わず生地を手だけで形を整えて近くにあった包丁で切り分けてじっくり揚げていたら、自分でも感動するくらいのフォルムで嬉しかったです。思わず近くにいたスタッフのめぐちゃんに「見て!これって神業やと思わへん?気が入ってるよね?」というと「はい!ほんとに!」って言ってくれました。
友人が2年前に亡くなって、彼女をしのぶ会という名のこじんまりした呑み会があって、2軒目で昔からバーテン一筋の緑川くんのバーでもう一杯ビールを呑んだのですが、やっぱり彼が入れるビールは特別に美味しいなって思いました。その時に感じたのとベニエを作った時の感じが酔っ払っているのも手伝って(4杯目のビールです。←ちなみにビールしか呑まない。)同じに思いました。手が覚えているというか、手が知っているっていう感じです。長く向き合っていることで得られる力は間違いなくあるな。それを感じられる自分でありたいし、それを生み出す自分でいたいって思いました。