コロナ明けではない緊急事態宣言明けの日曜日。昨日と今日で状況は何も変わらないはずなのに、街の中には人がいっぱいでした。マスクも解除されたの?と思うくらい普通にマスクしなくてグループで店内に入ってくるのにはさすがの私もびっくり。普段一人で買いに来る人がマスクしてないのは逆にほっとするくらいなんですけど、今日は明らかに違う。こういうのも伝染してみんな緩んでいくんだろうなー。広がる可能性はまだまだあるから、どうなんでしょうね? これで2週間後にも変わりなかったら、気温が上がったからとか、BCGのおかげとかになってノーマスクになっていくのかしら?個人的には仕事中にマスクするのは仕方がないけど外を歩く時ははずしたいです。それぞれの考えがあるので特にどーのこーのは思わないのですが、ニュースと現実にはギャップがあって、まるでディズニーランドみたく、ある種の世界が生まれてくるような気がしました。 パンはというとこんなに人が街に溢れるとは思っていなくて、それどころかお客さんが来るかどうか心配して、また消極的なラインアップの結果、お昼過ぎには売り切れました。 しばらく常連さんしか来ないという営業だったので、久しぶりの「初めて来店の人」相手の販売は疲れました。「これって砂糖入ってるの?」とか「惣菜パンはないのかな?」とか(ジャストルッキングで)「甘いパンばかりやな」とかぶつぶつ言ってました。この「甘いパン」というところに反応して奥でお昼ごはんを食べている私はマスクをピシッとつけて(マスクの下でもぐもぐしながら)「うちはほとんど食事パンです!甘いパンはありません。惣菜パンもありません!カレーパンもありません。サンドイッチはあります!」と半ば怒り気味に言ってしまいました。もしかして、喧嘩になるかな?とヒヤヒヤしていたらそのおじさんは「これでも買っていくわ」と天然酵母のグラハムイギリスパンを買いました。心の中で「これ私が欲しいやつやん。買わんといて!」と思いつつ、奥に戻ってお昼ごはんの続きを食べました。レタスの芯をシャクシャク食べながら、なんかちゃうなー。コロナ自粛の時の方が私は幸せを感じていたなーと思いました。 そしてさらに今日はPRASANNNA SPICE KITCHENのの間借りの日だったので、ミアズのニーズとの鬩ぎ合いに苦労しました。二階のキッチンが狭いので共存するのは難しいのです。お客様がきて、サンドイッチ食べたいんですけど「お茶いけます?」と聞かれて「すぐに作れるジュース類ならいいですよ。」と言うと、じゃ、アイスチャイとスムージーで!と言われて、「一番手間のかかるやつやん!」と心の中で思って「「今日はできないんです〜〜。」とオーダーを変えてもらいました。タバコ吸えますか〜?というお客さんとか、いちいちと脳の中をぐる〜んと回らなかればならなくて、マスクも加担しで酸欠状態になりそうでした。そのうちダルダル仮面も登場して、もうあかん!と思って3時でオーダーストップしてささっと片付けて隣の粟さんでお弁当を買って帰ってきました。豪華三段弁当を娘とシェアし、お味噌汁とマナの炊いたんとだし巻き卵を作りました。粟さんも明日からは通常営業の始まりだそうです。焦って買いに行きましたが、お弁当はしばらくあるそうです。小さな野菜料理が20種類くらいあるので、半分ずつするとモザイク状態になりました。一人一個ずつで贅沢に食べるのがおすすめです。さすがの充実弁当でした。 さて、明日からは貴重な三連休です。そろそろみんな通常営業に戻りつつあるのに、水曜日は予約も入っていないことだし休むことにしました。その後は様子を見つつ考えようと思います。 コロナの意味を考えつつ、コロナのおかげになるような結果になるように、舵を切っていこうと思います。(小舟ですけどね。)